園の方針

「あなたがたは神に愛されている子供です」
(エフェソ5章1)※
教育理念
キリスト教精神に
基づいた教育理念
子どもたち一人一人が、神の限りなく深い愛によって造られ、生命と個性を与えられた、かけがえのない存在である、という立場で保育を行います。与えられた尊い個性を大切に育むことが、わたしたちの願いであり、祈りです。もちろん、ご家庭の宗教的立場は、ご自由です。
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子ども本位の保育
幼稚園の保育にとってもっとも大切なのは、子ども本位の保育です。何が子どもにとって大切なのかを、まず一番に考えます。保育は、大人の都合のためでも、幼稚園経営のためにされるものでもなく、子どもたちが、のびのびと、生き生きと成長するためにあるのです。
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自由な遊びと
みんなで集中する保育子どもは、遊びのなかで成長していきます。のびのびと十分に遊びこむことが大切です。毎日の自由保育の時間には、どの場所でも、だれとでも自由に遊ぶことができます。教師は、それぞれを見守り、対応します。遊びに加わり、それを広げ、発展させます。遊びに入りにくい子には、誘います。自由に遊ぶためには、園舎に広さを確保しています。それぞれの保育室は50平方メートル以上あり、さらに、必要なとき以外は、机を片付け、空間を広げています。
一方で、毎日、クラスのみんなが、先生を中心に集まって、一つのことに集中する時間を設けています。自由にたっぷり遊んで、心がそれぞれの状態である子どもたちが、静かに話を聞いたり、「今、みんなでする時間だ」と、子ども自身が判断できるようになります。この集中やメリハリは、ただ自由に遊ばせていれば自動的に身に付くというものではありません。
遊びや活動の充実はもちろん、数々の人への興味が、湧いてきます。教育のチャンスをとらえ、問いを起こす。こうして、真の知的発達がうながされていくのです。
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さまざまな経験を
大切にする保育保育の中で、テレビやパソコンなどを使うことは、ほとんどありません。子どもが、直接、物事を経験することを重視しています。
春や秋、気候の良いときには、水筒やお弁当を持って、近くの河川敷や、公園に出かけます。田植え、草木染め、新米の収穫や炊き出し、おいも掘りなどの楽しい経験もします。
障害をもつ子どもたちも一緒に過ごし、園児として成長します。施設の定期的な訪問もしています。いろいろな子どもたちが触れ合い、出会い、さまざまな経験をすることが、豊かな成長へと結びついていきます。
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先生の目が行き届く環境で、
一人ひとりを大切に育む若草幼稚園では、子どもたち一人ひとりにしっかり目が行き届くよう、規定より多い先生が在籍しています。少人数のクラスでも2人体制をとり、子どもたちの成長や個性を丁寧に見守る環境を整えています。
課題のあるお子さんも受け入れ、必要なサポートを行うことで、すべての子どもが安心して過ごせる場を提供しています。勤続年数が長いベテランの先生が多いのも特長です。先生たちのサポートのもと、子どもたちは工作活動にも意欲的に取り組み、個性あふれる素敵な作品が生まれています。
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- 複数担任制
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各クラスには先生が複数います。子ども一人ひとりと深く接し、ていねいな保育を行います。
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- 少人数規模
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先生は子どもたち全員の顔と名前をおぼえています。たんぽぽ組からゆり組までみんな友達です。たてわり活動も行っています。
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預かり保育
当園では、生後10か月から就学前までのお子さまを対象に、平日7:30~18:30の時間帯で預かり保育を実施しています。
お仕事をされている保護者の方にも、安心してお子さまを預けていただける環境を整えています。 -
食べる楽しさを育む、
心も満たすランチ子ども達の楽しみである給食。若草幼稚園では「ランチ」と呼んでいます。
栄養バランスのとれたおいしいメニューがそろい、食べる楽しさを味わう時間。自分で食べる力を育てながら、食材への感謝や食べる喜びを感じられる、大切なひとときです。
ここでの聖書はすべて日本聖書協会訳『新共同訳聖書』から引用しています。
聖書 新共同訳:(c)共同訳聖書実行委員会
Executive Committee of The Common Bible Translation
(c)日本聖書協会 Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988
子どもを育てるのは、楽しいことです。
大人もまた、さまざまな発見をします。ご家庭と幼稚園とが一つとなって、一人一人の子どもの成長を見守っていきます。
どうぞその輪の中に加わっていただきますよう、願います。